本日は、文京区根津にある”根津神社”をご紹介します。根津神社は東京メトロ千代田線「根津駅」もしくは南北線「東大前駅」から徒歩で行けます。東京大学や上野公園にも近く、閑静な雰囲気の中に立地しています。境内の中は非常に広く、見どころも多い神社です。根津神社の由来からご利益までご紹介していきたいと思います。
Contents
根津神社の基本情報
明治天皇のお墨付き!東京十社の一つ
根津神社はおよそ1900年前に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が創建されたと伝えられる神社です。元は千駄木に鎮座してましたが、江戸時代に根津に移されました。
明治天皇が東京にお移りになられた際、勅祭社に準ずるとして「准勅祭社」とした10社である東京十社の一つとされています。
勅祭社とは、天皇が鎮護国家のために勅使を派遣する神社のことで、
根津神社のほかには、芝大神宮・品川神社・赤坂氷川神社・日枝神社・白山神社・王子神社・神田神社・亀戸天神・富岡八幡宮があります。
1900年も前という歴史に加えて、明治天皇からのお墨付きを頂いている神社として、現在でも東京十社めぐりなど行われています。
神話の神様がいっぱい!
また、御祭神は、須佐之男命(スサノオノミコト)・大山咋命(オオヤマクイノミコト)・誉田別命(ホムタワケノミコト)・大国主命(オオクニヌシノミコト)・菅原道真公です。『古事記』の日本神話に出てくる神様ばかりです。
根津神社のパワースポットや参拝方法は?
大きな鳥居をくぐり、道に沿って歩くと、楼門や川が見えてきます。川を渡り、楼門をくぐると、左手に手水舎 右手に舞殿があります。手水舎で清めた後、正面の唐門をくぐると本殿が見えてきます。非常に広大な敷地なので、鳥居から思ったより歩くことになるかなと思います。
可愛いお札に、厄除けちまき
本殿に向かって左手に授与所があります。授与所ではおみくじ・お守り・お札等がいただけます。中でもオススメなのが、”厄除け粽(やくよけちまき)”や”月次花御札(つきなみはなみふだ)”です。厄除け粽は玄関に飾り、一年間の災難や厄を避けて下さいます。一年たったら、お返しし新しいものを頂きます。月次花御札(つきなみはなみふだ)は家の中の邪気を祓い、健康運アップに効果のあるお札です。”月次”ということで毎月お花の種類が変わります。花の絵柄はその月に一種類なので、すべて集めたい場合は毎月参拝させてもらうことになります。社殿で参拝し、左手に西門があります。西門をくぐると、千本鳥居があり、その千本鳥居をくぐった先に、「乙女稲荷神社」があります。「乙女稲荷神社」のその先にもう一社「駒込稲荷神社」があります。
たぬきの神様?
「乙女稲荷神社」は倉稲魂命(ウカノミタマノミコト)をお祀りしているお社です。優しい雰囲気のお社です。そして、「乙女稲荷」を抜けて石段を上がっていくと、庚申塔や賽の大神碑があります。
石段を上った先に「駒込稲荷神社」があります。「駒込稲荷」は「乙女稲荷」とまた雰囲気が変わります。風雨で崩れてしまった狐の石像が多くあったり、参拝所からお社まで距離があるため、近寄りがたい雰囲気があります。
乙女稲荷様はある本では”眷属のお姿がたぬき”という記述もありました。たぬきの神様なんてとても珍しいですね。
さて、ご利益ですが、災難除け・勝運・縁結び・学問等さまざま期待できるようです。順々に参拝することでより縁結びの効果も期待できるとのことです。
最後に
境内は広いため、時期によっては出店が開かれていたり、幼稚園の散歩コースになっていたりします。また根津神社は”つつじ”がとても有名で、約2000坪の広さに約100種3000株のつつじが花を咲かせます。今年はコロナ禍のため、閉園しているそうです4月~5月上旬にかけて行われているつつじ祭りも今年はお休みでした。
本殿以外にも見どころたくさんの”根津神社”です。近くに東京大学や上野公園・博物館・動物園、そして猫で有名な谷中銀座もあります。
ご利益も頂き、一日かけてゆっくり観光できる神社だと思います。東京十社めぐりをされるのも良いかと思います。
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