本日は東京赤坂にある豊川稲荷東京別院を紹介します。”稲荷”と聞くと、”神社”かと思われる方も多いと思いますが、こちらは曹洞宗のお寺です。オフィスビルが多く立ち並ぶ中にあり、掲げられた赤い布の旗が目を引きます。働かれている方だけでなく、芸能人の方や商売をされている方に大人気なお寺です。豊川稲荷東京別院に関して、由来やご利益などを見ていきたいと思います。
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豊川稲荷東京別院の基本情報
*交通機関・最寄り駅*東京メトロ銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」/有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」
*豊川稲荷東京別院URL*http://www.toyokawainari-tokyo.jp/
”豊川稲荷”と呼ばれ親しまれておりますが、正式名称は”圓福山 豊川閣 妙厳寺”といい、愛知県豊川市にあるお寺の東京別院です。お祀りしているのは”千手観音様”(ご本尊)と”豐川吒枳尼眞天(だきにしんてん)”と言われる女神様です。吒枳尼眞天様は稲穂を背負い、白い狐に乗って現れたということで、狐も吒枳尼眞天のお使いの聖なる動物として信仰の対象となっているようです。江戸時代に大岡越前守忠相公が愛知県の本山から勧請したとのことです。別院といっても歴史がありますね。
ダキニ真天様は夢のお告げ?
吒枳尼眞天様をお祀りしている由来は寒巌義尹(かんがんぎいん)禅師というお坊さんにあります。寒巌義尹禅師は元は天台宗の方でしたが、達磨宗を経て、曹洞宗にて修行されています。禅師が宋の時代の中国に二度渡った際、その日本へ戻る船の上で、白い狐に乗り、稲穂と宝珠をお持ちになった吒枳尼眞天様が現れ、「オン シラバッタニリウンソワカ」という真言を唱えていたとあります。”ダキニ天”というと怖いイメージがありましたが、この由来からは想像できません。
豊川稲荷東京別院までのアクセスは?
丸の内線・銀座線「赤坂見附駅」、有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」から徒歩5分ほどのところにあります。複数の路線を使えるのでとても便利ですが、「赤坂見附駅」「永田町駅」の構内通路は長い箇所もあるため注意です。駅を出て、青山通り沿いの緩やかな坂を上っていきます。数分で右手に赤いのぼりが出てくるので すぐ分かると思います。
豊川稲荷東京別院のパワースポットや参拝方法は?
ご利益ですが、五穀豊穣・立身出世・商売繁盛などにご利益があるとされています。また、東京別院のある赤坂は昔から芸事が盛んであったため、芸事そしてスポーツ等にもご利益があるとのことで芸能人やアスリートの方ののぼりやちょうちんがたくさんありました。
では、敷地の中を見ていきます。
福を招く大黒天
山門から道なりに進むと、右手に手水舎があります。
そのまま進むと本殿ですが、手水舎の前に招福利生大黒天様の建物があります。
大黒天様は先ほどの”ダキニ天”様の化身ということで、災難を除き、福を招いてくださるとのことです。
大黒天様の左右に、唱える真言と回数も書いてあるので、参拝しやすいです。
日々勤行が行われる本殿
手水舎と大黒天様の間の正面に見えます。大きい建物なので本殿だとすぐにわかると思います。
お坊様方がお経を唱えられていることも多く、中に入って参拝できます。
こちらも大黒天様と同じく、唱える真言と回数が大きく書かれてあります。
現在はコロナの為、境内には入れないそうですが、普段は中に入ってお祈りしている方も多いです。
お金を引き寄せてくれる小銭!
本殿を出て右手に「財宝を融通する豊川稲荷尊天」と大きく書かれたお社があります。
財宝を招いてくださる尊天様で、黄色い袋に入った融通銭を頂くことができます。
真心こめてお参りし、一年後に感謝とともに返納するのが習わしです。
私のお金の汚れが落ちる?!
融通稲荷様のお社のお隣奥に位置している弁財天様です。弁財天様は七福神のおひとりとしても有名ですね。
水が流れており、そこで銭洗いをさせて頂きます。たくさんのお金をすすぐ必要はなく、「これが私のお金の代表の小銭(またはお札)」と思って、すすぐとよいそうです。
豊川稲荷東京別院一番のパワースポット!奥の院
融通稲荷様のお社から進むと、たくさんの赤いのぼりが見えてきます。
周辺には狐様たちの像が多く配置しており、並々ならぬパワーを感じます。
のぼりのある参道の正面に位置しているのは「奥の院」と呼ばれる建物です。
中に入ると、ダキニ真天様の肖像画が安置されていたり、正面には祭壇があり、その両端にはきつね様が見張っています。
薄暗いですが、とても静かな落ち着く静かな空間です。こちらでゆっくりお祈りや瞑想されている方が多いです。
現在、奥の院もコロナの為、中には入ることができなくなっています。外からお参りすることは可能ですので、是非参拝してみてください。
最後に
また駐車場の方にを出ると、お供え用のお稲荷さんや卵を販売している店舗もあります。お願いが叶ったときや感謝の意を示したいときに、お供えするそうです。
七福神様の像が通路脇に安置されております。豊川稲荷はお寺ですが、中に三神殿という神社があり、お札やおみくじもあります。
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