今回は”西新井大師”をご紹介します。「関東厄除け三大師」の一つとして、川崎大師・観福寺大師堂と並ぶ厄除けのパワースポットとして有名です。足立区の最大のパワースポットとして名を馳せていますが、足立区内外から多くの参拝客がいらっしゃいます。どんなご利益や由来があるのか見ていきたいと思います。
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西新井大師の基本情報
西新井の由来
西新井大師という呼び名は実は通称でして、五智山 遍照院 總持寺(ごちさん へんじょういん そうじじ)が正式名称です。西新井大師の起源は約1200年前にさかのぼります。弘法大師が関東の地を巡錫(各地を巡り歩いて、布教すること)していた時に、現在の西新井の土地に訪れました。当時疫病に悩まされていた村人達を助けたいということで、弘法大師自ら十一面観音像と自身の像を彫って、観音像を本尊にし、ご自身の像を枯れ井戸に安置して、観音様の像を本尊としました。それから、弘法大師は二十一日間の護摩祈願を行いました。すると、清らかな水が湧き起こり、疫病がおさまったとのことです。その水が湧き出た場所がお堂の西側にあったということで、現在の地名である「西新井」の名がついたと言い伝えられています。
西新井大師までのアクセスは?
東京都足立区西新井一丁目に所在しており、東武大師線「大師前駅」を出てすぐのところにあります。バスでも行けますが、この「大師前駅」が一番わかりやすいかと思います。大師線は単線のため、ひとつ前の東武スカイツリーライン「西新井駅」から乗り換える必要があります。
西新井大師のパワースポットや参拝方法は?
”関東厄除け三大師”と呼ばれているように、”厄除け”の効果があるといわれていますが、実はそれだけではありません。女性の開運や延命・出世にもご利益があるとのことです。それでは、ご利益を頂けるスポットを見ていきましょう。
美肌効果のお地蔵様
山門をくぐるとすぐ左手にあるのが”塩地蔵”です。いぼが取れるがご利益があるとされています。現在では、病気の治癒や美肌効果が期待されるといわれています。
境内でお塩を購入し、自分の治したい部分と同じ(お地蔵様)の部分にお塩を塗り込みます。ご利益を頂けた際は倍の量のお塩をお返しします。
延命・長寿のお地蔵様
塩地蔵から少し歩くと別のお地蔵様がいらっしゃいます。こちらのお地蔵様は水洗い地蔵といい、延命・長寿にご利益があるとされていて、お水をかけて洗ってあげます。
そうそうたる仏様のパワー
正面に位置するのが本殿です。十一面観音、弘法大師、四天王像、阿弥陀三尊像をお祀りしており、毎日護摩祈祷がなされています。
弘法大師が彫られたと伝わっている像もここに安置されています。
一周するとお遍路一回分!
四国八十八か所お砂踏み霊場には四国八十八か所と高野山のお砂が敷かれており、一回りすると霊場を一回りしたのと同じ効果が得られるということです。
正面で一礼し、手を合わせながら「南無大師遍照金剛」と唱えながら一周します。
和歌山県の高野山と四国のお遍路さんを実際に参拝するよりも簡単にお参りできます。
最後に
実はまだまだ見どころのあります。菩薩様や不動明王様もお祀りされています。不動明王様の炎で悪縁を断ち切って、前に進む力を頂けます。
七福神のお一人である弁財天様をお祀りし、芸術や学問にもご利益があるとのことです。
また、仏舎利を収めた塔や女性の諸願成就に効果があるとされるお堂など、広い境内の中に多くの見るべき場所があります。
縁日には、境内外に多くの露店や出店が見られます。食べ物やゲーム、フリーマーケットなど観光地としても楽しめると思います!
厄除けとともに、境内をめいっぱい楽しんでいただけると思います。
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