東京・品川にある荏原神社では、都内唯一の御神面神輿海中渡御が6月に行われます。
6月のそのお祭りは天王祭またの名を品川南の天王祭かっぱ祭と呼ばれ、地元の人に広く親しまれてきました。
今回は荏原神社の天王祭についてご紹介します。
天王祭の起源や長きに渡る歴史をご紹介します!
「御神面神輿海中渡御」を見てみたいという方も今はそうでない方も、6月のお祭り行ってみたいな!となっていただけると思います。
天王祭の開催期間やアクセスについてもお伝えします!
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荏原神社・天王祭 基本情報
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所在地:東京都品川区北品川2-30-28
天王祭開催期間:2023年6月2日㈮~6月4日㈰
6月2日㈮ | 午後2時 大祭式 |
6月3日㈯ | 午前9時 神輿宮入り |
6月4日㈰ | 午前10時 お台場海浜公園にて 御神面神輿海中渡御 |
アクセス:京急新馬場駅から徒歩4分
URL:http://ebarajinja.org/top.html
荏原神社とは?~ご利益や天王祭の由緒について
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荏原神社は709年に高龗神(水神)の勧請を受けて、南品川に創建されました。
また、伊勢神宮から豊受大神と天照大神を勧請し、
そののち、1274年に京都の八坂神社より牛頭天王を勧請してお祀りしてます。
牛頭天王を勧請したことから、荏原神社は「南の天王さん」と親しみを込めて呼ばれることもあります。
荏原神社のご利益
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古来武家の信仰も厚かったようで、荏原神社は源氏や徳川氏そして上杉氏などの多くの武将の信仰を受けていました。
水神である龍神様を祀っているため、荏原神社に祈願すれば叶わないことはないとの言われているそうです。
勝運・学業・商売繁盛・交通安全・病気平癒・家内安全・恋愛成就等に幅広く、高い御神徳を頂くことが出来ます。
荏原神社・天王祭その歴史とは
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品川・天王洲沖で神面をつけた神輿が海に入る「御神面海中渡御」が行われます。
1750年頃の6月に、品川沖の海面から牛頭天王のお面が発見されました。
この牛頭天王のお面にちなみ、”天王洲”と呼ばれるようになりました。
現在の天王洲は埋め立てにより陸地になっておりますが、当時は海でした。
天王祭三日目の最終日は御神面神輿海中渡御が行われます。
神輿に御神面をつけて、洲崎橋際から船に乗せ、目黒川河口からお台場海浜公園まで運びます。
お神輿を担ぐ活気盛んな若い衆の髪の毛が散らばった様子や牛頭天王の使いが河童だった等、諸説ありますが、それらに因み「かっぱ祭」とも呼ばれています。
お神輿を担いで練り歩くお祭りは多い気がしますが、水の中に入っていくというのは驚きですね!
ちょっとエモい写真を撮りたいなと思いました!大人は懐かしい、若い子は新しいカメラです/
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まとめ
コロナで途切れてしまった年もありますが、江戸時代から続く伝統的なお祭りが今年も開催されます。
昔は海だったところが、大正期以降埋め立てられてしまったにも関わらず、この例大祭が続けられています。やはり地域の方々のライフワークなのだろうなと思いました。
お祭りは現代に残る遺産なのだと改めて感じました。
皆さまも是非一度、海を渡るお神輿を見に行かれてはいかがでしょうか?
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